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派遣型常駐労働について

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1: Sun Mar 25 21:13:33 2012
今私がそうなのだが、最近、所属会社の顧客である会社に常駐して勤務する人が増えている。「派遣」と呼ばれるが、本当に人材派遣であることはまれである。ホンモノの派遣というのは、人材派遣会社に登録する。そこに雇用関係はない。そして派遣会社の顧客の要望に応じて特定の仕事をするのが派遣である。そうではなくて、ある会社の正社員であり雇用されているが、その会社には出社さえしないというケースがある。それも、その会社の一部の社員がそうなのではなく、人事とか総務とか以外の社員は基本的に全員社外で働いているという会社がたくさんある。また、社員でなく、業務請負契約とか契約社員の場合もある。そして、常駐先(派遣先)が、多重になっていることも多く、最大で7社くらいを経由するケースもある。
Sun Mar 25 21:16:00 2012
法律というのは弁護士というものが存在するくらいで、解釈しだいでどうにでもなるからそれが違法であるとかどうとかを言うつもりはない。私は直感的にというか、常識的にというか、普通に考えて、あきらかにこの働き方、働かせ方は間違っていると思う。「常駐」している会社で全員雇用すべきである。もしくは、「雇用」というものを廃止すべきである。
2: Sun Mar 25 21:18:26 2012
私は雇用されて正社員で働いたこともあるし、アルバイト、契約社員、派遣社員(ホンモノの派遣とインチキ派遣のいずれも)、業務委託契約(個人事業主)で働いたこともある。契約形態は違うのだが、やっていることはほとんど変わらない。
3: Tue May 14 16:53:54 2013
最近ニコニコ生放送をよく見るようになった。「生主」と呼ばれる放送者には無職が多い。あとは学生。時間が有る人だから当然かもしれない。

今日見た二人の放送では、それぞれがちょっとした人生の転機を迎えていた。一人は大学を辞めた。もう一人は仕事が決まった。

大学を辞めたほうの人は父親から手紙をもらって考え直すように諭されており、仕事が決まったほうの人は放送を見ている人から「派遣じゃだめだ」というようなことを言われていた。ニコニコ生放送では放送を見ている人を「リスナー」と呼び、リスナーは直接会話するのではなく、パソコンなどから文字をタイプして意見できるようになっている。放送者はそのコメントを見て会話をするのである。
4: Tue May 14 16:56:31 2013
大学を辞めた人は父からもらった手紙、手紙と言ってもメールであるが、を朗読していた。その手紙のなかで父親は大学を卒業しないとまともな仕事につけないと主張していた。さらに、現在の日本社会では年金が無いに等しいから退職して20年間分の生活費を稼がねばならない、とも言っていた。
5: Tue May 14 16:57:26 2013
派遣の仕事が決まった方の人も、社会保険の話をしていた。社会保険と厚生年金に加入できるから派遣でもよいという話である。
6: Tue May 14 17:00:01 2013
「派遣なんてダメだ」という言葉はよく聞く。「正社員になるために大学へ行って勉強するのだ」などと言う話もよく聞く。先ほどの大学を辞めた人の父親もそうである。だが、私はこのように考えて生活していくことがまともなオトナでありまともな社会人であり、まっとうな人生だとは考えない。
7: Tue May 14 17:03:00 2013
そのような動機でしかたなくあるいはイヤイヤ大学へ行き就職する人は、勉強したくないから大学を辞めて派遣で働けばいいやと考えている人と本質的には何も変わらない。前者はのほうがより身勝手なくらいだ。前者の生き方は賢明と言えるだろうが、その「賢明」というのはもちろん頭脳明晰で思考力や判断力に優れるといった意味ではない。
8: Tue May 14 17:05:48 2013
派遣労働は収入が少ない、さらに昇進もない、これは事実である。
大学を出ないと就職口が少なくなるのも事実である。
そして、年金受給額は非常に少なくなるからそれ以外の蓄えが必要となるというのも事実であろう。
そしてその蓄えには、厚生年金と退職金が含まれる。

先ほどの父親の手紙にあったように、「退職後の20年分も稼ぐ」のである。
9: Tue May 14 17:07:20 2013
ほとんどの人がそれを認識しているだろう。だから今の子供たちは塾へ通いいくつも学校を受験して大学を卒業し、勉強もそこそこに就職活動をして何社どころか何十社もまわって必死にその「まともな人生」を歩もうとしているのである。
10: Tue May 14 17:09:15 2013
しかし、そのような人たちとその親達が見逃している非常に大きな、そして単純な問題がひとつある。

それは、彼ら自身の人生観、というか「会社観」、が彼ら自身の苦しい人生を作っているということである。
11: Tue May 14 17:13:41 2013
そもそも、派遣労働というものが存在しているのはなぜだろうか?この労働形態というか雇用形態は1990年代後半から増えて、2000年頃から急速に増加し、今では日本社会になくてはならない存在になっている。

一流企業の指標とされる「東証一部上場企業」で、派遣社員を一人も使っていない企業があるだろうか?

私は実際に数社の東証一部上場企業で仕事をしたことがあるが、すべて派遣社員を使っていた。私がそうであるが、それ以外にも大勢、というか、大勢の派遣社員の中にポツポツと正社員がいるという感じである。
12: Tue May 14 17:15:26 2013
私は職場で正社員と派遣社員の給料がいくらなのかを知る機会はなかったが、普段の会話からだいたい想像はできた。また、雑誌やインターネットなどの情報もある。もちろん正社員の収入の方が高い。
13: Tue May 14 17:22:49 2013
これは当たり前のことかも知れないが、あえて確認しておく。

たとえばベテラン派遣社員と新人正社員では派遣社員の収入の方が多いというケースはあるだろうが、同年齢の派遣と正社員を比較すれば正社員の方が高いであろう。

ただし、ここで気をつけなければならないのは、比較する「正社員」「派遣」というのは、ある企業の正社員と、その企業に派遣されて正社員とともに仕事をしている派遣社員だということである。

単純にその人が自分の所属する会社との契約が正社員なのか、派遣なのかという比較ではない。もしそうであれば、会社によっては正社員でも派遣社員より収入の低い人は大勢いるはずである。
14: Tue May 14 17:27:37 2013
これも私が実際に経験した例であるが、ある一部上場企業、日本人なら誰でも知っているどころか世界的にも有名なメーカー企業で仕事をしたときには、そのメーカー企業の社員でない人が大勢働いていた。プロパー社員からすればそれらは皆「派遣労働者」のようなものであろうが、その中には別の企業の正社員だが出向のような形で常駐している人がたくさんいた。それらの人は正社員か派遣社員かといわれれば正社員である。おそらく彼ら自身も、「俺は派遣社員じゃない、ちゃんとした正社員だ」という矜持、つまらない矜持であるが、があったように見えた。でも、客観的に見れば、実質的には、彼らは明らかに派遣労働者で、そのメーカー企業の正社員より低い収入で、いわば下層に位置する人間であった。
15: Tue May 14 17:34:32 2013
そのような少し複雑な状況があることも整理しておきたい。

これは法的には「一般派遣」と「特定派遣」という違いがあるようである。

「特定派遣」は最近になって新しくできた分類のように認識しているが詳しいことはしらない。

ただ、私から言わせると、身をもって体験したうえで言わせてもらうと、これはほとんど「偽装請負」と同一のものである。
16: Tue May 14 17:38:50 2013
派遣にまつわる誤解はほかにもある。

「派遣先企業は派遣される人を選べない」というのがそのひとつである。

「契約は派遣先企業と派遣元企業の間で結ばれるものであり派遣スタッフと直接契約しないからスタッフを指定したり事前に面談したりできない」

これは法律に定められていることらしい。どの法律かはよく知らない。
そのため、なまじ法律に詳しかったりマジメに派遣について調べている、でも実際には派遣したりされたりの経験が無い、というような人が持っている誤解である。


事前面談があって選別するのはあたりまえで、さらに、これも一般には知られていないが悪しき慣習がある。
17: Tue May 14 17:42:51 2013
A社とB社が派遣契約を結んでいたとする。
B者が派遣元企業である。

Cさんという人が、仕事を探していて、B社が求人していたので応募した。B社はCさんを面談する。これは当然のことであり問題はない。

だが、CさんはA社に派遣されて仕事をするというのが前提であった。そこで、CさんはB社の営業担当者とともにA社におもむきA社の担当者と面談をする。そして、A社が受け入れを承諾したら、CさんはB社と契約するのである。

これも実際に私自身が体験したことである。
18: Tue May 14 17:45:42 2013
一般派遣の場合、「登録」ということを事前に行うが、実際に派遣契約を結ぶのはやはり派遣先が決まってからである。もちろん、派遣先での面談がある。

つまり、派遣とはいっても、実質的な雇用関係は最終的な派遣先と派遣スタッフの間にあるのである。

一般派遣、特定派遣、契約社員などのこまかな契約の違いは本質ではない。
19: Tue May 14 17:50:55 2013
さて、現状整理はこれくらいにして、ようやく本題に入る。

それは、なぜ派遣制度がこれほどさかんになったか、ということである。

先ほどの大学を辞めた子に手紙を書いた父親が持っているような「派遣社員は下層」という認識はめずらしいものでなく、ほとんど事実である観さえあるが、私はこれは根拠がないどころかむしろ派遣という層を作り出したのはそれを使う正社員達の無能のせいであると考えている。
20: Tue May 14 17:55:15 2013
派遣のほうばかり説明してきたが、正社員についても一応どんな存在であるかを確認しておこう。例外はあるが、基本的には以下のような人々が正社員である。

・単なる業績不振などでは解雇されない、つまり実質的には終身雇用である。
・社会保険、雇用保険に加入する。
・有給休暇がある。
・賞与が支給される。
・退職金が支給される。


21: Tue May 14 18:03:03 2013
社会保険、雇用保険、有給休暇は派遣にもある。

ないのは個人事業主としての業務請負契約の場合だけか。世間ではこれも「派遣」でひとくくりにしているようである。

これらは法律で定められていることだと思う。定かではないが多分そうだ。

問題は、終身雇用、賞与、退職金である。

多くの人は、これらを当たり前のことだと思っている。最近景気が悪くなってそれが揺らいできたが、未だに根強く残っている。
22: Tue May 14 18:06:46 2013
正社員の解雇については私は経験がなく、身近な例もしれないのだが、日本では犯罪を犯したなどの不祥事ではなく、単なる業績不振による解雇というものは容易にできないようである。

「リストラでクビになった」ということはよく聞くが、これは実質的には解雇のようなものかもしれないが厳密に言うと自主退職である場合が多い。


「日本の企業で解雇は可能かいなか」
ということを厳密に論じるつもりは無い。ただ、非常に難しいことだけは認めてもらえるだろう。

23: Tue May 14 18:12:15 2013
では、なぜ解雇が難しいのだろうか。なぜ、解雇が強く規制されているのだろうか。

誰のための解雇規制なのだろうか。

多くの人は直ちに答えるであろう。
「そんなのわかりきったことじゃないか、労働者の為だ。」と。

しかし、労働者は正社員、一般派遣社員、特定派遣社員、個人事業主などが混在している。

それも、スーツを着てビルの同じフロアで仕事をしている人たちの中に混在しているのである。

同じ職場で働き、同じ昼食のテーブルを囲む人々の中に混在しているのである。



24: Tue May 14 18:13:51 2013
本来の目的、当初の目的や動機はさておき、現状において解雇規制はそのなかの正社員、それも、「他者に派遣されていない、派遣社員達を使って仕事をしている正社員」のためでしかなくなっている。
25: Tue May 14 18:18:32 2013
会社が業績不振になった。社員を解雇したい。だができない。
人がいない。新入社員を雇えばいいが、また業績が悪化したら解雇したくなる。どうしよう。
おや、派遣というものがある、これは便利だ。
派遣であれば解雇ではなく単なる契約の終了で済む。

これが派遣を使う動機である。

26: Tue May 14 18:20:50 2013
私はこれはおかしな考えで理屈が通らないと思うのだが、何度かこの話をしたことがあるが
「それの何が問題なの」という反応をされる。

「若い時に勉強してちゃんとした会社に正社員ではいらなかったのがいけないんだよ」
と言う人が多い。
27: Tue May 14 18:22:29 2013
現状はそうだろう、とりあえず世の中を渡ることだけを考えるならそうだろう。

だが、スジの通らない、理不尽なことであるのは間違いない。

そんな状態がいつまでも続くはずはない。
28: Tue May 14 18:27:59 2013
企業が業績不振になって、人員整理をしたいという事情がある。
そして、それを阻む解雇規制がある。

本来は労働者をむやみに解雇させないための規制が、「いつでも解雇できる労働者」という特殊な存在を生み出してしまった。

しかも、その特殊な存在は彼らの無能力や怠慢によって発生したのではない。企業を担っている正社員達が「業績不振」という事態を作り出したのではないか。

業績不振は社員の能力や努力の不足だけでなく、景気によっておこる避けがたいものである、というだろうか。

それなら、避けがたいことであるなら、人員整理は避けがたいのではないだろうか。

自分達の怠慢や無能による解雇で無いなら仕方がないと納得できるのではないか。
29: Tue May 14 18:36:07 2013
派遣社員というのは一見「下請け」のように見える。
少数の正社員が多数の派遣社員を管理しているように見える。

しかし、その管理とは何だろうか。自分達では何もせずに誰かがしたことを誰かに伝えるだけのただの伝令役。

誰かの書いた報告書を読んで些細なミスを指摘するだけのチェック役。

何時から何時まで何をしたかを報告させてそれを集計するだけの小学生でもできる計算係。

いったい誰が主役で誰がカネを稼いでいるのだろうか?
30: Tue May 14 18:39:05 2013
このような矛盾した理不尽な現状に目をつぶり、ただ自分の生活の安楽を確保することだけを考えて必死に塾へ通いただの就職への手段として大学へ入学し企業へ就職し、その矛盾した理不尽な社会に身を埋めようとする行為は、決して尊敬できるものではない。
31: Tue May 14 18:43:25 2013
65歳で定年退職して85歳で死ぬと仮定しよう。

その20年間、働かないで貯蓄や退職金で暮らしていけると本気で思っているのだろうか?

20年といったら、生涯で働く年数の約半分である。

40年働いて60年暮らしていくだけを稼ごうというのだ。

その為に自分たちより収入が低くいつでもクビを切れる集団を作りだしてそれを利用するのだ。

その集団の人生がどうなろうとしったこっちゃないのだ。

32: Tue May 14 18:48:02 2013
私は、70歳になっても80歳になっても、もし生きていればの話だが、働くつもりでいる。

だから老後のたくわえなど全く考えていない。

たぶん私の年代は65歳定年が標準になっているだろう。

周りにいる65歳を見ても老人とは言えない。そして今している仕事に若さも体力も必要ない。

私は「とにかく65歳までがんばれば後は悠々自適だ」と考えて、がむしゃらに突っ走るような生き方はしていない。

年を取っても人の役に立つ何かができるような自分であろうとしている。

自分が老後の20年を働かずに遊んで暮らすために周囲の人を蹴散らしていこうなどという考えはない。

それはそうあるべきではないと考えるのもあるが、そんな考えで生きて行くことは不可能だと思っている。
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